差金決済取引

差金決済取引は法令で禁止されています。注文が差金決済取引に該当しないよう留意してください。

差金決済取引とは

ある銘柄を買付した後、同受渡日(同日)にその銘柄を売却すること、または保有している有価証券を売却した後、同受渡日(同日)にその銘柄を買付することは可能です。しかし、同受渡日(同日)同銘柄の同一資金(同一有価証券)による「買付⇒売却⇒買付」または「売却⇒買付⇒売却」は、差金決済取引に該当する場合があります。また、同受渡日(同日)の同銘柄の預り分と日計り分の売却についても同様に差金決済取引に該当する場合があります。

なお、同受渡日(同日)の売買であっても、他銘柄への乗換売買「A買付⇒A売却⇒B買付⇒B売却⇒C買付⇒C売却…」は可能です。

例えば、以下の例1、例2の注文は、差金決済取引に該当します。

例1(買付⇒売却⇒買付)

  • 預り株式:なし
  • 前受金:200万円
約定日 取引内容 受渡日 銘柄 単価(円) 株数(株) 受渡金額(円) 表示買付可能額(円)
7/16 買付(取引所) 7/18 A商事 2,000 1,000 2,000,000
7/16 売却(取引所) 7/18 A商事 2,100 1,000 2,100,000 2,100,000
7/16 買付(取引所) 7/18 A商事 2,000 1,000 2,000,000

この買付は受け付けできません。

前受金の200万円はA商事の買付代金に充当されます。A商事は日計り取引のため、その売却代金は同日に同一銘柄の買付代金には充当できません。

ただし、前受金が買付代金の合計額(400万円)以上ある場合は差金決済に該当しないため、買付できます。

例2(売却⇒買付⇒売却)

  • 預り株式:A商事株、1,000株
  • 前受金:なし
約定日 取引内容 受渡日 銘柄 単価(円) 株数(株) 受渡金額(円) 表示買付可能額(円)
7/16 売却(取引所) 7/18 A商事 2,000 1,000 2,000,000 2,000,000
7/16 買付(取引所) 7/18 A商事 2,000 1,000 2,000,000 0
7/16 売却(取引所) 7/18 A商事 2,100 1,000 2,100,000 2,100,000

この売却は受け付けできません。

ただし、前受金が買付代金(200万円)以上またはA商事株の預り株式が2,000株以上ある場合は差金決済に該当しないため、売却できます。